あなたのみことばは, 私の 足のともしび, 私の 道の 光です.
詩篇 119:105

みことば

主のことばが臨んだ

投稿者
hirakata
投稿日
2020-06-22 09:32
閲覧数
3804
「信仰者の父」と呼ばれたアブラムは、創造主と会話ができました。主は、必要なときにアブラムに臨んで彼を励まし、助け、約束を交わします。どうして、アブラムは天からの声を聴くことができたのでしょうか。

 聖書がなかったからですと、神学者はわかったようにいうでしょう。それはそうとして、私たちの素朴な思いとして、どうして、今の私たちは全能者からの直接の声を聴けないのでしょうか。

 榎本保郎牧師の『旧約聖書一日一章』という本の中に次のような文章を見つけました。

 「今でも単純に素直に神を信じて寄り頼んでいくときに、その所で神の大きな腕の中に自分があることを知り、また神の恵みがいかに多いかに目が開かれていく。ところが私たちが単純に信じることができなくなり、人間的なことが大きなものになってくると、私たちの思いはこの世のことに奪われてしまい、神の恵みを受け取ることができなくなってしまう。」

 昔の人の方が、質が良かったのです。知識においてもそうですが、感性とか霊性の意味でもそうなのです。人間は進歩しているとか、知識が広がったと思い上がっていますが、実は、人間の本来の能力は劣化し、退化しているのではないでしょうか。創造主の声が聞こえないのは、人間の中に住んでいる傲慢のせいです。

 人間と文明を滅ぼすのは、自分たちだけでやっていける、創造主など必要ないと言って憚らない傲慢と高慢の罪のせいです。いったい、人は何を知っているというのでしょうか。明日の命をも知らない分際なのです。そのことに気づくことが、人間の本来の価値を見出す始まりとなるでしょう。

 主は語っておられます。今も、昔も、これからも…。問題は、私たちの側にあるのです。高ぶっている人は、人の意見にも耳を傾けません。今の世界は、そのような声で溢れていてうるさくて、収拾がつかなくなっているのです。

 今日、主を恐れることを始めましょう。その全能者の前で、自らの無力さとはかなき存在であることを告白しましょう。きっと、素晴らしいことが起こり始めることでしょう

 「これらの出来事の後、主のことばが幻のうちにアブラムに臨んだ。『アブラムよ、恐るな。わたしはあなたの盾である。あなたの報いは非常に大きい。』」(創世記15章1節)

合計 81
手順 タイトル 投稿者 投稿日 推薦 閲覧数
81
私たちが求めるべきもの
hirakata | 2024.05.03 | 推薦 0 | 閲覧数 201
hirakata 2024.05.03 0 201
80
祈りによって
hirakata | 2024.05.01 | 推薦 0 | 閲覧数 211
hirakata 2024.05.01 0 211
79
異邦人が求めるもの
hirakata | 2023.11.07 | 推薦 1 | 閲覧数 291
hirakata 2023.11.07 1 291
78
志を立てさせ
hirakata | 2023.09.22 | 推薦 0 | 閲覧数 316
hirakata 2023.09.22 0 316
77
さばいてはいけません
hirakata | 2023.09.21 | 推薦 1 | 閲覧数 327
hirakata 2023.09.21 1 327
76
互いの間に愛があるなら
hirakata | 2023.09.01 | 推薦 0 | 閲覧数 364
hirakata 2023.09.01 0 364
75
約束と信仰
hirakata | 2023.08.31 | 推薦 0 | 閲覧数 472
hirakata 2023.08.31 0 472
74
人生という辛い仕事
hirakata | 2023.08.28 | 推薦 0 | 閲覧数 337
hirakata 2023.08.28 0 337
73
義に飢え渇く者
hirakata | 2023.08.24 | 推薦 0 | 閲覧数 346
hirakata 2023.08.24 0 346
72
知恵ある者の思い計ること
hirakata | 2023.08.18 | 推薦 0 | 閲覧数 336
hirakata 2023.08.18 0 336